オンラインピル処方の場合も定期検査をしましょう
オンラインでピルの処方を受けている方
または定期検診を受けていない方
オンライン処方を受けておられる方で、定期的な検査(超音波・血液検査)をご希望の方は、お気軽にご相談下さい。
ただし、ピルの副作用やトラブルなどに関しては、オンライン診療の主治医にご相談ください。
当院でのピルの処方
当院で処方されている方で、状態が安定した方には6か月のピル処方を行っています。
対面での処方をご希望の方はご相談ください。
ピル服用中に受けるべき定期検診
- 血液検査
採血により、肝機能や血栓のリスクを示すDダイマーの数値や血栓症のリスクを定期的に調べる必要があります。 - 子宮頸がん検診
もともと子宮頸がんはHPVというウイルスの感染が原因だとされています。しかしピルを飲むと、体がウイルスを排除する作用を弱めてしまうため、結果的に子宮頸がんの発症確率が上がってしまう可能性があります。早期発見のためにも、1年に1回は検診を受けておきましょう。 - 性感染症検査
性感染症は、具体的にはクラミジア・淋病・HIV・梅毒などです。女性が感染した場合、おりものの量が増えたり、性器のにおいが気になったりすることがあります。
ピルには避妊効果がありますが、性感染症を防ぐことはできません。気づかないうちにパートナーから感染していたり、自分がパートナーにうつしてしまったりする可能性もあるため、念の為に検査を受けておきましょう。また、性感染症を防ぐためには、低用量ピルを服用しているとしても、性交渉時はコンドームを使用するようにしましょう。
- 超音波検査
超音波検査は、内診だけではわからない子宮や卵巣の病気を見つけるために行います。お腹の上から当てる腹部エコーだと、子宮や卵巣などの確認したい部分が他の臓器に隠れてしまうため、経膣エコーという方法で行うのが一般的です。経膣エコーでは、膣内にプローブという細い棒を入れ、超音波を使って子宮や卵巣の様子を確認します。検査は通常1~2分程度で終わります。
ピルを服用している場合は、定期検診を受けて健康状態を確認することが大切です。
性感染症などの病気を早期発見するためにも、忘れずに検診・検査を受けるようにしましょう。
また、過度な高血圧や肥満の場合はピルの服用ができない場合もありますので、十分注意しましょう。